About — 私たちについて
工房としての金融エンジニアリング
Arcbridgeは、特定の人物の物語ではなく、ひとつの仕事の流儀によって自らを定義する小さな実装組織です。
金融工学が学問として確立したのは1973年、BlackとScholes、そしてMertonがオプション価格モデルを発表した年と言われています。それから半世紀、市場の構造も、規制の輪郭も、テクノロジーの中身も入れ替わり続けてきました。
しかし「数理と工学の交点で価値を設計する」という仕事の本質は、半世紀前から驚くほど変わっていません。私たちはその系譜の末端に連なる、小さな工房です。
2026年に設立した法人は若いものですが、私たちが取り組む問題は若くありません。マイクロ秒の遅延、規制のグレーゾーン、規模が変えるリスクの形——これらはすべて、Arcbridgeが生まれるより前から議論されてきたテーマです。
私たちの仕事
私たちはコードを書きます。それも、書く前に多く読み、設計図を引き、数式を確かめ、ステークホルダーと話してから書きます。「動くもの」と「正しく動くもの」は別物であり、金融システムの世界では後者だけが意味を持つことを理解しています。
5つの原則
精度は美徳である
金融システムにおいて、ほぼ正しいことは間違っていることと同義です。
規模より精緻
私たちは大組織になることを目標としません。少人数で、深く、長く考えることに価値を置きます。
顧客の規制境界を尊重する
ライセンスを持つのは顧客であり、私たちはその境界の内側で仕事をします。境界線を肩代わりすることはありません。
書く前に読む
既存の論文・コード・規制文書を読まずに設計を始めることはありません。
動くものだけを納品する
デモやモックを成果物と呼びません。本番環境で測定可能な振る舞いを示せたとき、はじめて完了とします。
進め方
聴く
2週間。既存システム、規制文脈、組織の意思決定構造を理解します。
設計する
4週間。アーキテクチャ図と数式が出揃ってから、ようやくコードに触れます。
構築する
8〜16週間。週次でレビュー、隔週で測定可能な進捗を共有します。
引き渡す
2週間。私たちが去った後も、顧客のチームが運用・拡張できる状態で引き渡します。
私たちがやらないこと
組織の輪郭は、引き受ける仕事と同じくらい、断る仕事によって定義されます。
短期的なトラフィック獲得施策
成長は構造に宿るもので、ハックでは持続しません。
監査を伴わない暗号資産の発行
コードが動くことと、コードが安全であることは別の問題です。
規制ライセンスの肩代わり
私たちは技術組織であり、金融機関ではありません。
顧客本番環境の24時間運用契約
本番運用は顧客チームが所有するべき責任であり、外部委託すべきものではないと考えています。
